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外食産業の国内市場は2025年に35兆7,116億円の見込。2019年の規模まで近づき、2026年には上回ると予測

株式会社富士経済は、2025年2月から2回にわたり調査を行った13カテゴリー118業態の外食産業の国内市場を総合的に分析しました。その結果を「外食産業マーケティング便覧 2025 総市場分析編」にまとめました。

この調査では、時間帯や客単価、食材別の市場、主要カテゴリーにおけるフード・ソフトドリンク・アルコール比率などを明らかにしたほか、インバウンド需要の動向、テイクアウトやデリバリーなど提供形態、エリア分析なども行いました。また、小規模チェーンも含め外食産業約1,500社の企業リストを収載しました。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「外食産業マーケティング便覧 2025 総市場分析編」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

◆当該資料の全体サマリー

1.外食産業の国内市場

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2020年、2021年は、新型コロナウイルス感染症の流行により営業時間の短縮や臨時休業、アルコール提供の自粛などが行われたことで、市場が大きく縮小しました。

2022年は人流が前年に比べ増加したことにより、イートインが回復に向かい全体としても前年比二桁増となりました。2023年も引き続きイートインが好調だったほか、原材料費など物価高騰によりメニュー価格の改定が行われ客単価が上昇したことや、日本料理のメニュー(ラーメンやすし、うなぎなど)を中心に、2024年にかけて増加したインバウンド需要を受けて好調だったことから、2023年、2024年と市場拡大が続きました。

2025年は、ホームデリバリーがコロナ禍で大きく伸びた反動から減少しているほか、全体でも生活様式の変容により、ディナータイム(特に深夜帯)の客足は戻っていないという側面もみられます。しかし、参入各社はアイドルタイムの需要開拓を進めており、ファストフード店のハンバーガー店やドーナツ店、喫茶のコーヒーショップ、宿泊宴会場のホテルなどが好調です。また、大阪・関西万博の開催によりインバウンド需要が引き続き高く、市場は2024年比3.5%増の35兆7,116億円が見込まれます。

今後も市場は拡大が続き、2026年には2019年の規模を上回るとみられますが、徐々に伸びの鈍化が予想されます。

2.主要4カテゴリーにおけるフード・ソフトドリンク・アルコール比率

原材料費など物価高騰により価格改定が行われていますが、それに伴い付加価値メニューの提供や利用シーン開拓など、客単価上昇や客数増加につなげる動きがみられます。各業態で期間限定メニューの展開が活発なほか、デザートメニューやランチメニューなどフードメニューの拡充が進められ、これまでソフトドリンクやアルコールなど飲料の提供を主とする業態においてもフードの位置づけが高まっています。

なお、2023年以降、アルコールを中心に需要回復が進んでいる業態も多く、特にアルコールの売上が主体である料飲店では宴会需要による客数増加が顕著です。また、2025年4月にはビールをはじめとしたアルコール類の値上げで、料飲店やファミリーレストランではアルコール比率が高まるとみられます。

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ファストフード店では、フードメニューが90%以上を占ています。一方で、客単価上昇や客数増加への取り組みとしてソフトドリンクを強化する大手牛丼チェーンやアイドルタイムの需要獲得を目的とするハンバーガー店などカフェ化を進める業態がみられるほか、ディナーの売上拡大への取り組みとしてラーメン店やセルフ式そば店でちょい飲み需要の獲得に力を入れています。

ファミリーレストランは、フードメニューが90%弱を占めていますが、総合FRを筆頭にドリンクバーを展開するチェーンが多く、ソフトドリンクも堅調な需要があります。また、おつまみとなる一皿メニューを展開するチェーンなどもみられ、アルコールも底堅い需要があり、5%程度を占めるとみられます。

料飲店は、コロナ禍で激減した宴会需要の回復により客数増加が顕著で、アルコール需要の回復が進んでいることから、アルコール比率は60%弱を占めています。一方、宴会の場でソフトドリンクが選択されることも増えており、居酒屋・炉端焼ではファミリー層や飲酒をしない人を含んだグループの来店頻度が増えています。そのためフードメニューの充実で利用シーンを広げる動きがみられるほか、ランチやテイクアウトメニューを強化する店舗もみられるなど、フードの位置付けは高まっています。

喫茶は、ソフトドリンク比率が高く、65%程を占めています。しかし、出社率の回復からオフィス街を中心にランチ需要が増加していることもあり、フードメニューのラインアップ強化による客単価上昇や客数増加を図るチェーンが目立つことから、フード比率が高まっています。一方で、アルコールは取り扱う店舗が限られていることから、比率は僅かです。

【参考】本記事で使用した「外食産業マーケティング便覧 2025 総市場分析編」に掲載している調査対象市場

外食産業

  • ファストフード店(21業態)
  • ファミリーレストラン(6業態)
  • アジア・エスニック料理店(10業態)
  • 西洋料理店(10業態)
  • 日本料理店(10業態)
  • 料飲店(8業態)
  • 喫茶(5業態)
  • 交通機関(4業態)
  • レジャー施設(10業態)
  • 宿泊宴会場(6業態)
  • 弁当・給食(9業態)
  • テイクアウト(15業態)
  • ホームデリバリー(4業態)

外食産業マーケットデータ分析

  • 外食産業総市場規模推移
  • カテゴリー別市場規模推移および主要業態概況・
  • カテゴリー/業態別・市場回復/成長に向けたポイント
  • 外食企業売上高ランキング
  • 時間帯別構成比・市場分析
  • 客単価別市場分析
  • 食材市場規模推移
  • 使用食材ランキング
  • インバウンド需要動向
  • フード・ドリンク・アルコール比率の動向

提供形態別市場動向

  • 提供形態別(イートイン・テイクアウト・デリバリー)市場規模
  • テイクアウト市場動向
  • デリバリー市場動向

成長企業ケーススタディ

外食産業エリアマップ

  • 全国エリア別市場規模マップ
  • 業態別市場規模とエリア構成比
  • エリア別カテゴリー市場規模動向
  • エリア特性別分析
  • エリア別外食費分析

外食産業1,500社企業ディレクトリ

◆本記事は「外食産業マーケティング便覧 2025 総市場分析編」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。