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プラスチックフィルム・シート市場を調査。2027年の国内市場(プラスチックフィルム・シート41品目)を、1兆8,026億円(2023年比6.2%増)と推計

株式会社富士キメラ総研は、主要な販売先である食品業界の過剰在庫抑制や、脱プラスチックニーズの高まりによる薄膜化、値上げに伴いユーザーが安価な製品へ切り替えを進めるといった縮小要因がありますが、フィルム代替紙製品や、生分解性プラスチックフィルム・シートなどの伸び、また、値上げの影響や新興国での需要増加で拡大が予想されるプラスチックフィルム・シートの市場を調査しました。その結果を「2024年 プラスチックフィルム・シートの現状と将来展望」にまとめました。

この調査では、プラスチックフィルム・シート41品目の最新市場を調査し、将来を展望しました。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「2024年 プラスチックフィルム・シートの現状と将来展望」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

◆当該資料の全体サマリー

1.プラスチックフィルム・シート41品目の国内市場

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2021年以降、原料や電気料金などのユーティリティコスト、輸送費の高騰などを背景に、すべてのフィルム・シートで複数回の値上げが行われているため、市場は拡大が続いています。一方で数量ベースでは2022年は在庫過多によるディスプレイ市場の不調、2023年は前年に値上げの影響を避けるため、ユーザー企業が前倒し購入を行った反動や、最終製品の値上げによる消費低迷、また複数の製品でサプライチェーンの混乱による前倒し発注により、在庫過多になったことなどで苦戦しました。2024年は在庫調整の影響が落ち着き、数量ベースでも前年を上回るとみられます。

今後は、値上げの影響に加え、ディスプレイ市況に影響を受けたCOP・COCフィルムやPETフィルム(光学用)の回復や、CVSの冷凍食品向けやレンジ対応食品向けが伸びているPP系シートの堅調が予想されます。さらにフィルム代替紙製品、生分解性プラスチックフィルム・シートなどの脱プラスチックニーズに対応した製品の拡大もあり、市場は微増が続くとみられます。一方で主な用途である食品包装・容器の薄肉化の進展に加え、フードロス対策で食品自体の生産量が減少することが想定されるため、数量ベースでは微減が予想されます。

2.プラスチックフィルム・シート41品目の世界市場

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市場は、新型コロナウイルス感染症流行の影響で、各地で最終製品の工場が休業したことなどから2020年に縮小しましたが、2021年以降は企業活動の再開に加え値上げの影響もあって伸びが続いています。

環境対応のため、レジ袋の禁止・有料化や素材の切り替え、薄肉化といった動きがみられ、市場への影響が懸念される一方で、リサイクル対応に向けてモノマテリアル包材を実現できる製品や、バイオ原料、生分解性原料などの環境対応製品のニーズが増しています。また、新興国では、これまで使用されていなかった食品容器・包装の需要増加を始め、建材、エレクトロニクス、メディカルなどの分野でも、経済成長や人口増加に連動して需要が増すため、各種フィルム・シートの市場は拡大していくとみられます。

◆注目個別市場サマリー

フィルム代替紙製品

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ヒートシール紙とバリアコート紙を対象とします。51%以上が紙で構成されているため、使用したパッケージには紙マークを付与することが可能です。技術的には以前から可能でしたが、コスト面の課題や紙パッケージ化の必要性が低かったため、製品化は進んでいませんでした。しかし近年、脱プラスチックニーズの高まりを背景に、菓子・土産物向けから製品化が進み、化粧品包装やホテルアメニティ包装などへも用途が広がりつつあります。

国内では2019年に「キットカット」(ネスレ日本)でヒートシール紙が採用されたことをはじめ、大手CVSのデザートやサンドイッチのパッケージ採用もあり、市場拡大が続いています。CVS各社は2030年までに自社開発商品の50%で何らかの環境対応製品を採用することを目指しており、今後も採用が増えることが予想されます。市場はヒートシール紙が大勢を占め、バリアコート紙は2023年時点の規模は小さいですが、今後新規採用が増えていくとみられます。コストの高さや、シワになりやすいといった課題はありますが、メーカーや流通業者の環境対応への注力度は年々高まっていることから、今後代替が進んでいくと予想されます。

海外は、ヒートシール紙を中心とした市場であり、環境意識の高い欧州や北米を中心として拡大傾向にあります。またNesthleなど脱プラスチックへの取り組みに積極的なユーザーにより、紙パッケージ化の取り組みが進んでいます。

【参考】本記事で使用した「2024年 プラスチックフィルム・シートの現状と将来展望」に掲載している調査対象市場

汎用樹脂フィルム・シート

  • PVCフィルム
  • PE系フィルム
  • PPフィルム
  • PP系シート
  • PO系フィルム
  • PSフィルム
  • HIPSシート
  • OPSシート
  • PVAフィルム
  • EVOH系フィルム
  • EVOH系共押出シート
  • PVDCフィルム
  • PVDC系共押出フィルム
  • EVAフィルム
  • アクリル系フィルム(光学用)
  • アクリル系フィルム(非光学用)
  • PMMAシート
  • セロハン
  • TACフィルム
  • PLAフィルム・シート
  • 生分解性プラスチックフィルム・シート

エンプラフィルム・シート、他

  • PAフィルム
  • PCフィルム
  • PCシート
  • COP・COCフィルム
  • PETフィルム(包装用)
  • PETフィルム(光学用)
  • PETフィルム(工業用・他)
  • A-PET・O-PETシート
  • PBTフィルム
  • 超高分子量PEフィルム・シート
  • PTFEフィルム・シート
  • ETFEフィルム
  • PVF・PVDFフィルム
  • PCTFE・FEP・PFAフィルム
  • LCPフィルム
  • PIフィルム
  • PPSフィルム
  • PEEKフィルム
  • 合成紙
  • フィルム代替紙製品

◆本記事は「2024年 プラスチックフィルム・シートの現状と将来展望」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。