株式会社富士経済は、技術的な完成度が高まったことで、盛り上がりをみせるF分野の三次元画像処理システムの世界市場を調査し、その結果を「3D Vision System市場の全貌と将来性に関する考察」にまとめました。
この調査では、三次元画像処理システム市場を方式別、採用業種別、用途別に把握し、技術トレンドや今後の方向性などを明らかにしました。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「3D Vision System市場の全貌と将来性に関する考察」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
「3D Vision System市場の全貌と将来性に関する考察」の全体サマリー
1.三次元画像処理システムの世界市場
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2020年 |
2025年予測 |
2020年比 |
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2,370億円 |
3,914億円 |
165.1% |
2020年の市場は新型コロナウイルス感染症流行の影響による経済停滞と設備投資の減少から縮小し、2,370億円となりました。システムの性能や使い勝手が向上していることから、2021年に市場は回復し、その後も拡大を続け、2025年には3,914億円が予測されます。
方式別では、カメラとプロジェクターを組み合わせた構造化照明方式が市場の50%近くを占めています。実装基板の検査機器や3Dロボットビジョン、3Dデジタイザーなどで採用されており、これらの機器や5G通信のアプリケーションの増加により、市場は拡大するとみられます。また、X線を活用したCT方式は電機分野、自動車分野を中心に採用されています。レンズ焦点方式は計測用途を中心に安定した需要があり、光切断方式は高精度であることから、検査用途を中心に一定の市場規模を有しています。
なお、ToF方式は、数量ベースでは半数以上を占めていますが、低価格であることから市場の5%も満たしません。しかし、物流分野でのピッキング用途を中心に急速に採用が増えており、方式別では2020年に唯一拡大しました。
2.採用業種別市場(2020年)
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電機 |
自動車 |
物流 |
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1,419億円 |
390億円 |
54億円 |
採用業種別では電機分野の割合が大きいです。実装基板では3Dでの検査が標準であり、導入が進んでいます。薄型化や小型化など、形状の複雑化が進むことで、3Dでの検査・計測の需要はさらに高まっていくとみられます。
自動車分野では、部品の検査・計測、ロボットガイダンス(ロボットによるピッキング・組立時の位置補正など)などで採用されています。傷の深さやゆがみなどの変形具合の確認や溶接痕の形状を判定するための3Dニーズが高いです。
物流分野は、低価格なToF方式が中心のため他と比較し市場は小さいですが、ピッキング用途で採用が増加しており、今後の市場拡大が期待されます。
【参考】本記事で使用した「3D Vision System市場の全貌と将来性に関する考察」に掲載している調査対象市場
三次元画像処理システム
- 構造化照明方式
- CT方式
- レンズ焦点方式
- 光切断方式
- ToF方式
- ステレオカメラ方式
採用業種別
- 自動車
- 電機
- 三品(食品・医薬品・化粧品)
- 物流
- その他
用途別
- 検査
- 計測
- ロボットガイダンス
- リバースエンジニアリング
- その他
◆本記事は「3D Vision System市場の全貌と将来性に関する考察」より一部取り上げ、主要なポイントを抜粋しました。調査レポートの目次や調査サマリーなど詳細はこちらでご確認いただけます。