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電池向けカーボンナノチューブ(CNT)の市場を調査。2040年の電池向けCNT(粉体)の世界市場を2,679億円(2025年比5.0倍)と推計

株式会社富士経済は、液系リチウムイオン電池やナトリウムイオン電池などの二次電池の導電助剤として需要が伸びているカーボンナノチューブ(CNT)の世界市場を調査しました。その結果を「次世代電池用導電助剤としても注目されるカーボンナノチューブ(CNT)の現状とその将来展望 2026」にまとめました。

この調査では、液系リチウムイオン電池(液系LiB)、ナトリウムイオン電池(SiB)、および固体電池(半固体/全固体)向けのカーボンナノチューブ(CNT)市場の現状を把握し、将来を予想しました。また、中国CNTメーカーの現状や、SWCNT(単層カーボンナノチューブ)およびMWCNT(多層カーボンナノチューブ)の市場動向などを捉えました。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「次世代電池用導電助剤としても注目されるカーボンナノチューブ(CNT)の現状とその将来展望 2026」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

◆「次世代電池用導電助剤としても注目されるカーボンナノチューブ(CNT)の現状とその将来展望 2026」の全体サマリー

電池向けCNT(粉体)の世界市場

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液系LiB、SiB、および固体電池(半固体/全固体)向けCNT(粉体)を対象とします。現在のCNTの主な用途として、多層カーボンナノチューブ(MWCNT)は車載や民生LiBの導電助剤で、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)はシリコン系負極材の導電助剤で採用されており、その需要の大部分を中国、韓国の電池メーカーが占めています。特に、車載液系LiB向けが底堅く、今後もxEV市場の拡大に連動してMWCNTの需要が伸びることで、CNT市場は安定成長を続けるとみられます。

SWCNTは量産化の難しさと高価格のため従来は採用が限定的でしたが、その優れた性能に注目が集まっています。2025年に中国CNTメーカーがSWCNTの量産を開始しており、2026年にはシリコン系負極材での採用本格化に伴う需要増加が期待されるため、市場の大幅拡大に寄与するとみられます。

さらに2028年以降は、ナトリウムイオン電池や全固体電池でのCNT採用も本格化し、更なる市場拡大が予想されます。

2.電池種別動向

液系LiB向けは、車載電池の需要増加に伴い、正極用のMWCNTが堅調に成長するとみられます。SWCNTもシリコン負極材向けで大幅な伸びが予想されます。また、量産体制の構築に伴い、長期的にはシリコン系負極材以外の用途への展開や低価格化が進み、急速充電対応電池などハイエンド用途を中心とした需要増加が予想されます。

SiB向けは、現在コスト面からMWCNTが主流ですが、将来的に低価格化が進んだ場合、高性能で添加量を削減できるSWCNTの採用が2040年にかけて増加するとみられます。

固体電池(半固体/全固体)向けは、粒子間における接触を確保するためにCNTが必須となっています。シリコン系負極材ではSWCNTが採用されますが、主流はMWCNTであり、MWCNTを中心に市場は拡大するとみられます。将来的には高性能なSWCNTの採用も増加すると予想されます。

【参考】本記事で使用した「次世代電池用導電助剤としても注目されるカーボンナノチューブ(CNT)の現状とその将来展望 2026」に掲載している調査対象市場

  • 電池(液系LiB、SiB、固体電池(半固体/全固体))向けCNT
  • 電池向けCNTの参入企業事例 11社

◆本記事は「次世代電池用導電助剤としても注目されるカーボンナノチューブ(CNT)の現状とその将来展望 2026」より一部取り上げ、主要なポイントを抜粋しました。調査レポートの目次や調査サマリーなど詳細はこちらでご確認いただけます。