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調味料、調味食品、スープ類、めん類、米飯類の国内市場を調査。2025年の国内市場を推計

株式会社富士経済は、メニュー汎用性の高い商品の需要が増加している調味料、簡便性の高い商品が伸びている調味食品、具材感訴求による食べ応えやコスパの良さで需要が増加しているスープ類、外食需要の増加で業務用が伸びているほか簡便性や割安感のある商品が支持されているめん類、米の代替用途や豊富な栄養素で注目が集まる米飯類の5カテゴリー97品目の市場を調査しました。その結果を「2025年 食品マーケティング便覧 No.4」にまとめました。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「2025年 食品マーケティング便覧 No.4」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

◆当該資料の全体サマリー

調査結果の概要

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調味料は、様々な加工食品や調理済み商品などの値上げで消費者の節約志向が高まり、料理を手作りする消費者が増えたことで、市販用ではめん用たれ・ソースやうどんスープなどメニュー汎用性の高い商品が伸びました。また、業務用ではインバウンド増加などによる飲食店の客数増加や人手不足を背景に専用調味料のニーズが高まり需要が増加したため、2023年の市場は拡大しました。
2024年は、度重なる値上げの影響で販売量は減少が続くとみられます。業務用はホテルや飲食店の客数増加などで需要が伸びています。値上げによる単価上昇で市場は前年比1.6%増が見込まれます。

調味食品は、2023年は値上げの影響で消費者の生活防衛意識が高まり、様々な料理へ使用できる基礎調味料や冷凍食品へ需要が流れました。しかし、簡便性ニーズの高まりでレトルトカレーやパスタソースが前年同様に需要を獲得したほか、ふりかけが節約志向の高まりや参入企業による使用シーンの提案が進み需要を伸ばしたことで、市場は拡大しました。
2024年は、電子レンジで調理できる商品など簡便性訴求に加え、新商品の発売や既存商品のリニューアル、新たな食シーン提案による需要開拓が進むことで、市場拡大が予想されます。

スープ類は、2023年は値上げによる買い控えがありましたが、豊富なメニューや具材感訴求といった商品ラインアップの増加で需要を獲得し市場が拡大しています。レトルトスープの蒸気抜けパウチ商品は、健康や野菜の具材感の訴求で主食や食卓のおかずとして食シーンが広がっているほか、フリーズドライみそ汁が食べ応えと価格のバランスが支持されたことなどが市場拡大につながりました。
2024年は、値上げの一巡で買い控えが落ち着くとみられ、また、各企業から高付加価値商品の発売や新たな利用シーンが提案されており市場は拡大するとみられます。フリーズドライの商品は防災意識の高まりで備蓄需要がみられるほか、おかずの1品となる食べ応えのある商品はデリカと比較した際の割安感が支持され、需要が伸びると予想されます。

めん類は、外食需要の増加などで業務・加工用の国産パスタや輸入パスタが伸びたほか、そうめんやひやむぎなどの乾めんは猛暑で夏場の需要が長期化しました。また、カップめんなどは簡便性や相対的な価格の安さが支持されたほか、備蓄需要が高まり、2023年の市場は拡大しました。
2024年は、引き続き外食需要の増加などで業務・加工用パスタ類や乾めんが伸び、市場拡大が予想されます。消費者それぞれの味の好みや簡便性ニーズに対応するため、各企業はアレンジメニューの提案や時短調理の訴求、健康訴求などプライベートブランドとの差別化を図った商品展開を進めており、引き続き市場拡大が予想されます。

米飯類は、包装餅は小サイズやスティック状といった、調理時間の短縮や食べやすさなどの付加価値を訴求した商品が伸びました。また、雑穀が若年女性を中心に美容やダイエット用途の新規ユーザーの需要を獲得するなどの要因もあり、2023年の市場は拡大しました。
2024年は、無菌包装米飯・レトルトライスでは多食パックが伸びるほか、自然災害による家庭内での備蓄需要や米不足による代替需要が増加するとみられます。また、雑穀はもち麦の腸活作用がメディアで取り上げられたほか、セット食品(カレーやリゾットなどのソース・米飯セット型商品)は、栄養バランス訴求商品のニーズが高まるとみられます。

◆注目個別市場サマリー

1.ふりかけ【調味食品】

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2023年は、新型コロナウイルス感染症の5類移行による人流の増加により、業務用は外食・中食需要が回復したほか、海苔の不作から代替需要が大幅に増加しました。市販用は、弁当や行楽需要だけでなく高騰するおかずの購入を控えてふりかけを使用する消費者が増えました。また、各企業からトーストや冷奴、パスタ向けなど多様な利用シーンが提案されたこともあり、市場は577億円に拡大しました。

2024年も、混ぜ込みタイプや若年層をターゲットにした商品などラインアップの拡充で新規ユーザー開拓の動きが続くとみられます。一方、値上げの影響で買い控えや購入頻度が鈍化する可能性もあり、市場は2023年と比較すると緩やかに拡大になり、前年比2.6%増の592億円が見込まれます。

種類別では、ふりかけは弁当や行楽需要の増加に加え、おかずの価格高騰に伴い需要を取り込んでいます。各企業は、商品の差別化や様々な料理での活用提案を積極的に実施しています。混ぜ込みタイプは、外食・中食需要や行楽需要の回復に加えて、海苔不作の影響で弁当やおにぎり向けが増加するとみられます。

2.雑穀(市販用)【米飯類】

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炊飯用の単品雑穀やブレンド雑穀のパック商品、押麦などの精麦のうち市販用のみを対象としました。

2023年は、健康志向の高まりで美容やダイエットに効果的な栄養素が含まれている点が注目され、若年女性を中心に新規ユーザーの獲得が進みました。また、大手CVSや外食チェーンで雑穀を使用したメニューが発売されたことが認知向上につながり、市場は拡大しました。

2024年は、米の価格が高止まりしており、もち麦を白米に混ぜるかさ増し用途などがメディアで取り上げられたことで需要獲得が進むとみられます。また、健康志向のさらなる高まりで腸活作用が期待できることで注目されており、幅広い消費者層の需要獲得で市場は前年比15.5%増になるとみられます。

販売チャネル別では、量販店は米不足の影響で雑穀の売り場が広がっています。ドラッグストアは、美容や健康意識が高い消費者との親和性が高く品揃えを強化する店舗が増加しています。通販は、コロナ禍の外出自粛をきっかけに伸びが続いています。特に、健康志向の高いリピートユーザーからコストパフォーマンスの高い大袋商品の需要が増えています。

販売チャネル別

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3.オリーブ油【調味料】

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調理用途に加え生食用途で需要が増加したことで、2019年まで市場は拡大を続けてきました。2020年、2021年の市場は、新型コロナの影響で業務用において外食の需要が減少し縮小しましたが、2022年はスペインの歴史的干ばつに伴うオリーブの価格高騰が商品の値上げにつながり、単価上昇により市場拡大しました。2023年も値上げが続いたことから販売量は減少しましたが、市場拡大が続きました。販売量維持に向け、各企業から小容量商品の発売や新たな使用用途の提案が実施されました。

2024年は、原料不作やスエズ運河閉鎖の影響で再度値上げが実施されたため、前年同様に販売量は減少しますが、市場拡大が予想されます。市販用は、単価上昇に伴う買い控えのほかブレンド品や他の油種への需要流出が懸念されますが、業務用は高級イタリア料理店などでの需要回復が期待されます。

4.パスタソース【調味食品】

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2023年は、業務用はインバウンド需要増加に伴う外食需要の回復で、ファミリーレストランやホテル・宿泊宴会場向けが伸びました。また、市販用は簡便性ニーズの高まりであえるタイプの商品や電子レンジ調理可能な商品が増加したことで、個食需要の獲得が進み市場が拡大しました。

2024年は、業務用ではカフェ・喫茶やホテル・宿泊宴会場で店舗独自のアレンジが可能なベースソースなどが好調なほか、市販用では簡便性や容量・味を訴求した付加価値商品の需要が増え、市場は拡大が続くとみられます。

【参考】本記事で使用した「2025年 食品マーケティング便覧 No.4」に掲載している調査対象市場

調味料

  • 食用油
  • オリーブ油
  • ごま油
  • 米油
  • アマニ油(市販用)
  • みそ
  • しょうゆ
  • つゆの素
  • 白だし
  • うどんスープ(市販用)
  • 風味調味料
  • だしパック
  • 食酢
  • すし酢
  • ぽん酢
  • その他調味酢
  • 本みりん
  • みりん風調味料
  • 発酵調味料
  • マヨネーズ類
  • マヨネーズタイプ調味料(市販用)
  • タルタルソース
  • ドレッシング
  • ノンオイルドレッシング
  • コンソメブイヨン
  • 焼肉のたれ
  • ステーキソース
  • ソース
  • トマトケチャップ
  • トマトピューレペースト
  • スパイス類
  • チューブ入りスパイス類(市販用)
  • 純カレー
  • ペッパーソース
  • 機能性甘味料
  • 浅漬けの素
  • オイスターソース
  • 醤調味料
  • 具入りラー油(市販用)
  • ガラスープ
  • ラーメンスープ(業務用)
  • めん用たれソース(市販用)
  • しゃぶしゃぶのたれ
  • すき焼きのたれ
  • 鍋つゆ
  • おでんの素
  • うま味調味料(市販用)
  • レモン果汁(市販用)
  • 半練中華だし(市販用)
  • 塩麹
  • プレミックスパウダー無糖(市販用)
  • お好み焼きミックス(市販用)
  • プレミックスパウダー加糖(市販用)
  • パン粉

調味食品

  • インスタントカレー
  • レトルトカレー
  • 缶詰カレー
  • インスタントシチュー
  • インスタントハヤシ
  • レトルトハヤシシチュー
  • ピザソース
  • パスタソース
  • ブラウンホワイトソース
  • トマトソース
  • 中華メニュー専用合せ調味食品(市販用)
  • 和風洋風メニュー専用合せ調味食品(市販用)
  • アジアンメニュー専用合せ調味食品(市販用)
  • チルドメニュー専用合せ調味食品(市販用)
  • 炒飯の素
  • お茶漬けぞうすいの素
  • ふりかけ
  • すしの素
  • 釜飯の素炊き込みご飯の素
  • どんぶりの素

スープ類

  • インスタントスープ(市販用)
  • カップ入りスープ(市販用)
  • フリーズドライスープ(市販用)
  • わかめスープ(市販用)
  • レトルトスープ
  • 缶詰スープ
  • 即席みそ汁
  • フリーズドライみそ汁

めん類

  • カップめん
  • 袋めん
  • ノンフライカップめん袋めん
  • 乾めん
  • 国産パスタ
  • 輸入パスタ
  • ビーフン米粉めん

米飯類

  • 無菌包装米飯レトルトライス
  • セット食品(市販用)
  • おかゆ雑炊リゾット
  • 包装餅
  • 発芽玄米
  • 雑穀(市販用)
  • 無洗米

◆本記事は「2025年 食品マーケティング便覧 No.4」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。