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xEV向け大出力急速充電器(121kW以上)の市場を調査。2040年におけるコネクタ数、中国304万口(2024年比24.5倍)、米国40万5,700口(同7.8倍)、日本1万300口(同16.5倍)と推計

株式会社富士経済は、急速充電ニーズの高まりに対応して各規格が大出力化を進める中、エリアによって設置規格の違いもみられ今後の動向が注目される、xEV向け大出力急速充電器(121kW以上)および関連部品の市場について調査しました。その結果を「EV/PHEV High Power Chargingの最新トレンドと将来展望 2025」にまとめました。

この調査では、大出力を前提とした新規急速充電規格であるMCS(Megawatt Charging System)やNACS(North American Charging Standard)のほか、中国・日本共同で開発が進むChaoJi、既存規格として普及が進むCCS(Combo1、Combo2)、日本のみの規格となりつつあるCHAdeМОなどの大出力急速充電器(121kW以上)市場について中国、米国、ドイツ、英国、フランス、日本の現状を分析し、将来動向を展望しました。また、充電器側および車載側の充電関連部品の対応動向の最新トレンドと将来方向性についても明らかにしました。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、『EV/PHEV High Power Chargingの最新トレンドと将来展望 2025』をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

◆当該資料の全体サマリー

1.中国、米国、ドイツ、英国、フランス、日本のxEV向け大出力急速充電器(121kW以上)のストック市場

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中国をはじめ、米国や欧州主要国などでは、普及が進むxEVの所有者からの不満に応える形で大出力急速充電器の普及が本格化しつつあります。2025年は、乗用車向けでChaoJiの900kW機の設置が中国で始まり、バス・トラック向けではMCSの規格標準化が確立するとみられ、大出力急速充電器の転換点として位置づけられています。

MCSはドイツや英国、フランスなど欧州主要国を中心に普及が進みますが、欧州系EVトラックメーカーが専用充電ステーション設置を進める米国などでも伸びが期待されます。現状の急速充電規格の公称最大出力は、MCSの3,750kWが突出しています。2030年までの規格策定・実用化を目指しており、以降の本格的な普及が期待されます。

Teslaが展開するSuperchargerで仕様を公開した急速充電標準規格NACSは、CCS(Combo1)に代わる標準規格として北米で大幅な伸びが予想されます。2024年および2025年上半期時点では、トランプ政権によるEV市場の先行き不透明感もあって設置拡大スピードが鈍化していますが、今後、サードパーティの急速充電器メーカーにより250kW機や500kW機の製品化が進むと予想されます。ただし、北米エリア以外での設置の動きは鈍いとみられます。

ChaoJiは、出力900kWの基本バージョンに加え、1,800kW機のUltra-ChaoJiの開発が進められています。また、460kWおよび480kWに出力を絞ったChaoJi2(GB/T2.0)は、すでに中国では設置が進んでいます。

公共用充電インフラ整備では、大出力急速充電器の新規設置・置き換えが重要事項となっています。既存のxEV所有者の満足度改善・向上を進めることで、同時に潜在ユーザー(内燃車所有者)のxEVへの乗り換えを促す環境整備につながることが期待されます。中長期では、給油と同水準の短時間(5分程度)での満充電の実現が目標です。

中国では、国家規格であるGB/T規格の普及が進んでおり、すでに150kW以上の大出力充電器が10万口以上設置されています。2030年頃からはGB/T規格の後継となるChaoJiの480kW機や900kW機の普及が加速するとみられます。2040年には大出力充電器の設置は300万口を超えると予想されます。

米国では、現状、CCS(Combo1)が国家標準となっていますが、新たに標準化されNACSの普及が始まっています。既に250kW機が15,000口以上設置されています。ほぼ全量がTeslaの設置したSupercharger V4ですが、2030年頃からはサードパーティによる500kW機や900kW機の設置が増えるとみられます。

ドイツや英国、フランスなどの欧州主要国は、今後もCCS(Combo2)が中心ですが、中長期的にはCCS規格策定を主導したCharINが規格標準化を推進するMCSのEVトラック・バス向けの設置が進むとみられます。

日本は、充電インフラ規格としてはCHAdeМОが標準規格として確立していますが、EVやPHVの普及は鈍い。経済産業省を中心とした補助金事業により充電器の設置が急速に増えているため、インフラ整備を先行させてxEV普及につなげる方向です。大出力急速充電器については、CHAdeМОの150kW、180kWクラスの設置がみられ、すでに一部の充電サービス事業者による先行設置が進んでいるNACSのさらなる設置拡大も期待されます。

【参考】本記事で使用した『EV/PHEV High Power Chargingの最新トレンドと将来展望 2025』に掲載している調査対象市場

充電器

  • 急速充電器
  • 普通充電器

充電器規格

  • CHAdeМО
  • CCS(Combo1)
  • CCS(Combo2)
  • MCS
  • ChaoJi
  • GB/T
  • NACS(Supercharger)

プラグイン充電用部品

  • コネクタユニット(ケーブル/ガン)
  • 冷却システム
  • インレット
  • 車載充電器(OBC)
  • ジャンクションボックス/整流器
  • コンタクタ/リレー

付帯機器・システム

  • 蓄電池/蓄電システム

共通部品

  • パワー半導体

◆本記事は『EV/PHEV High Power Chargingの最新トレンドと将来展望 2025』より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。