株式会社富士経済は、新型コロナウイルス感染症の流行や、原料費の高騰、人件費上昇による価格改定などの影響を踏まえた内食、中食、外食の市場を調査しました。その結果を「 価値志向の変化に伴う新たな食事・間食のポジショニング分析」にまとめました。
この調査では、内食、中食、外食市場の現状を明らかにし、将来を展望しました。また、内食、中食、外食市場の各品目間の需要移行について分析しました。市場は小売ベース、店頭ベースで捉えました。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「価値志向の変化に伴う新たな食事・間食のポジショニング分析」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
◆当該資料の全体サマリー
1.内食、外食、中食の国内市場
内食市場は、新型コロナの流行によりCVSや自動販売機チャネルで苦戦しましたが、外食からの需要流入によってマイナス分を上回り、堅調な推移を続けています。外食市場は、外出機会や宴会が減り、需要の流出・減の影響を受けて2020年、2021年と落ち込みましたが、2022年以降は人流の戻りや外食店でのテイクアウト需要などが増加したことで回復に向かっています。中食市場は、コロナ禍での宅配需要やハレの日関連メニュー需要の増加などを受け、拡大を続けています。
2023年は、内食市場は61兆7,600億円、中食市場は12兆8,300億円が見込まれます。外食市場は値上げの影響がプラスに働き、2024年には2019年の規模を上回ると予想されます。
2.各品目間の需要動向(2023年見込)
食事カテゴリーにおける各品目の需要動向をみますと、内食市場では価格改定により、食パンや冷凍うどんがPB商品に、冷凍パスタやカップめんはPBを含む価格訴求品に需要がシフトしています。また、めん類では簡便性の高さにより、袋めんから冷凍パスタやカップめんへ需要が移行しています。中食のピザでは、相対的な経済性の高さを背景に宅配ピザからインストアベーカリーへシフト、すしでは宅配ずしから量販店デリカや外食の回転ずしへ需要が流出しています。
間食カテゴリーにおける内食市場では、価格改定により相対的に単価の低い商品へ移行する傾向があり、洋菓子ではチルド洋菓子から菓子パンやドライ洋菓子へ需要の移行がみられます。また、ハレの日やプチ贅沢などメリハリをつけようとする消費が増えたことを背景に中食市場のドーナツショップへのシフトもみられます。
【参考】本記事で使用した「価値志向の変化に伴う新たな食事・間食のポジショニング分析」に掲載している調査対象市場
食事
内食 主食系
- 食パン
- 惣菜パン
- 冷凍うどん
- 冷凍パスタ
- カップめん
- 袋めん
- 乾燥パスタ
- シリアルフーズ
内食 副菜系
- 豆腐
- 納豆
- 漬物
- 煮豆
外食
- FR(ファミリーレストラン)
- FFハンバーガー(パンメニューのみ)
- FFラーメン
- FF回転ずし
- FF定食チェーン
- FFセルフ式うどん
- FFチキン
- FFサンドイッチ
- FFカレー
- FF牛丼
- FFセルフ式そば
- コーヒーショップ(パンメニューのみ)
- 専門料理(日本料理、東洋料理、西洋料理)
中食
- 宅配ピザ
- ベーカリーショップ
- CVSテイクアウトフード(カウンターコーヒーを除く)
- 量販店デリカ
- 量販店インストアベーカリー
- 宅配ずし
- テイクアウトずし
間食
内食
- チルドスイーツ(手作り風デザート)
- 菓子パン
- ソフトヨーグルト
- チョコレート菓子
- アイスクリーム類
- グミキャンディ
- 素材菓子
- チーズ
- ドライ洋菓子
外食
- コーヒーショップ(スイーツメニューのみ)
- アイスクリームショップ
- 回転ずし(スイーツメニューのみ)
- クレープ
中食
- スイーツショップ
- ドーナツショップ(ドーナツ関連メニューのみ)
◆本記事は「価値志向の変化に伴う新たな食事・間食のポジショニング分析」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。