株式会社富士経済は、高齢化に伴い患者数の増加が懸念される国内眼科領域の再生医療や医療用医薬品、新規技術の動向を調査し、その結果を「治療技術の革新進む眼科関連市場のトレンド分析と将来予測」にまとめました。
この調査では、眼科向けの再生医療や医療用医薬品、眼内レンズ、人工眼システム、医療用スマートコンタクトレンズ、近視抑制デバイス、サプリメントを対象とした国内の眼科関連市場の現状を分析し、将来を展望しました。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「治療技術の革新進む眼科関連市場のトレンド分析と将来予測」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
◆当該資料の全体サマリー
1.再生医療
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2022年見込 |
2021年比 |
2030年予測 |
2021年比 |
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3億円 |
3.0倍 |
20億円 |
20.0倍 |
ネピックやサクラシーなど保険償還される製品を対象とし、先進医療や自由診療で使用される製品は対象外とします。
2020年7月に眼科領域における国内初の再生医療等製品が発売され、市場が立ち上がりました。角膜移植のための眼球提供を行うドナー数が減少している一方、高齢化に伴って待機患者数は増加しており、再生医療のニーズは高まっています。
2022年は、1月に角膜と結膜に使用できる「サクラシー」(ひろさきLI)の製造販売が承認され、9月に保険償還されたこともあり、市場は拡大が予想されます。
現在は、自家細胞を用いた製品のみであり、手術決定後に自分の細胞を採取・培養させることから時間がかかるため使用数が限られています。一方、ES細胞やiPS細胞など量産できる他家細胞の再生医療に関する研究が進んでおり、2030年頃には他家細胞を用いた製品のシェアが大幅に増加するとみられます。また、再生医療等製品を使用した手術が可能な眼科医師が増えることで、市場は大きく拡大すると予想されます。
2.医療用医薬品
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2022年見込 |
2021年比 |
2030年予測 |
2021年比 |
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2,903億円 |
95.9% |
3,094億円 |
102.2% |
抗VEGF抗体と、視神経脊髄炎スペクトラム障害、緑内障、老眼、近眼、その他眼科(ドライアイなど)の医療用医薬品を対象とします。
市場は、緑内障の規模が最も大きいです。また、抗VEGF抗体のうち、加齢黄斑変性症用や糖尿病黄斑浮腫/糖尿病網膜症用の規模が大きいです。
2022年は抗VEGF抗体において、加齢黄斑変性症や糖尿病黄斑浮腫に対応する「バビースモ」(中外製薬)が発売されましたが、前年に発売された「ルセンティス」(ノバルティスファーマ)のバイオシミラーが好調なため伸び悩み、市場は縮小しました。
今後、抗VEGF抗体のバイオシミラーの発売が予想されます。また、抗VEGF抗体のバイオAG(オーソライズドジェネリック)が2025年に発売されるとみられます。一方、若年層でリスクが高まっている近眼は2025年、老眼は2030年に製品化が期待されることなどから、市場は2030年に向けて拡大していくとみられます。
3.サプリメント
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2022年見込 |
2021年比 |
2030年予測 |
2021年比 |
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34億円 |
103.0% |
55億円 |
166.7% |
眼科で販売されているサプリメントを対象とします。他診療科や個人で購入したものは含みません。
2003年に市場が立ち上がり、2012年には「加齢黄斑変性の治療指針」において、予防的治療にサプリメントが推奨されたことで医師によっては治療の一つとするケースも出てきており、2022年の市場は拡大が予想されます。医療用医薬品を展開する企業だけでなく、健康食品をメイン事業とする企業の参入も増えており、加齢黄斑変性症のほか、緑内障や眼精疲労、ドライアイに対応した製品の展開も進んでいます。
多くの医師の推奨を得ることで、潜在的な需要を獲得し、今後も市場は拡大するとみられます。
【参考】本記事で使用した「治療技術の革新進む眼科関連市場のトレンド分析と将来予測」に掲載している調査対象市場
再生医療
医療用医薬品
先端医療機器
- 眼内レンズ
- 近視抑制デバイス
- 人工眼システム
- 医療用スマートコンタクトレンズ
サプリメント
◆本記事は「治療技術の革新進む眼科関連市場のトレンド分析と将来予測」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。