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ペット関連商品の市場を調査。2023年の国内市場を5,433億円と推計。新型コロナの流行に伴いペットと過ごす時間が増え需要が高まる

株式会社富士経済は、在宅時間の増加によりペットと過ごす時間が増えたことで、商品の実績がプラスに推移しているペット関連商品の国内市場を調査し、その結果を、「2021年 ペット関連市場マーケティング総覧」にまとめました。

この調査では、ペットフード10品目、ペットケア用品10品目、ペット生活用品9品目の現状を調査・分析し、将来の市場を予測するとともに、注目ビジネスとしてペット保険やペット専用飲料、猫用ハンモック、家庭用ペットバリカンの動向についても明らかにしました。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「2021年 ペット関連市場マーケティング総覧」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

「2021年 ペット関連市場マーケティング総覧」の全体サマリー

ペット関連商品の国内市場

2020年

2019年比

2023年予測

2020年比

ペットフード

3,765億円

103.3%

4,088億円

108.6%

ペットケア用品

825億円

103.0%

871億円

105.6%

ペット生活用品

444億円

103.7%

474億円

106.8%

合 計

5,034億円

103.3%

5,433億円

107.9%

※市場データは四捨五入しています

2020年の市場はすべてのカテゴリーにおいて伸長し、前年比3.3%増の5,034億円となりました。

ペットフード市場は2020年、ドッグフードが減少しましたが、その他の品目が堅調で、前年比3.3%増の3,765億円となりました。特に、市場の4割を占めるキャットフードや二桁近い伸長となったスナックが市場拡大に貢献しました。今後も、犬の飼育頭数減少によりドッグフードは縮小しますが、スナックなど好調な品目もみられることから、2023年は2020年比8.6%増の4,088億円になると予測されます。

ペットケア用品市場は2020年、市場の3割以上を占める猫砂が、システムトイレ用の好調により、市場拡大に貢献したため、前年比3.0%増の825億円となりました。また、新型コロナウイルス感染症の影響で、ペットオーナーのペットに対する健康面や衛生面への関心が高まっており、健康管理商品や衛生ケア用品の需要が増加していることから、2023年は2020年比5.6%増の871億円が予測されます。

ペット生活用品市場は2020年、ペットショップの休業や外出自粛により首輪/胴輪/引紐や衣類の需要が減少しました。一方、在宅時間の増加により、観賞魚の飼育に注目が集まったため水槽/周辺器具/水質調整剤が、ペットと触れ合う時間が増えたため玩具が、それぞれ伸長しました。また、国民一人当たり10万円の特別定額給付金を支給されたことなどが追い風となり、新規ペットオーナーが増加したことでスターターキットの需要が高まるなど、前年比3.7%増の444億円となりました。ペットの室内飼育が進み家族化することで、ペットの健康で豊かな生活を望むオーナーがみられることから、今後は玩具やブラシ/クシ、食器/給水器などが好調に推移し、2023年は2020年比6.8%増の474億円が予測されます。

◆注目個別市場サマリー

1.スナック【ペットフード】

2020年

2019年比

2023年予測

2020年比

全 体

770億円

109.5%

1,003億円

130.3%

キャットスナック

275億円

120.6%

435億円

158.2%

※キャットスナックは全体の内数です

犬・猫の間食やしつけなどの目的で給餌されるスナック類(おやつ)を対象とします。市場は犬用のジャーキーやガム、ビスケット、その他スナック、キャットスナックに分類しました。なお、その他スナックには犬用ウェットおやつや素材おやつ、チーズ、ケーキ、ゼリーなどを含めました。

2020年の市場は、犬用ウェットおやつを中心としたその他スナックとキャットスナックがそれぞれ二桁伸長し、ジャーキーやガム、ビスケットが微増したことから、前年比9.5%増の770億円となりました。今後はキャットスナックが市場をけん引し、2023年の市場は2020年比30.3%増の1,003億円になると予測されます。

2020年のキャットスナックの市場は参入企業の主力商品の好調により、前年比20.6%増の275億円となりました。一方、猫の飼育頭数は、2016年から増加していましたが、2020年はわずかに減少しました。今後は、猫の飼育頭数が安定して推移し、メーカーや小売店がキャットスナックに注力するとみられ、2023年には2020年比58.2%増の435億円になると予測されます。

2.ペット用トイレタリー【ペットケア用品】

2020年

2019年比

2023年予測

2020年比

36億円

120.0%

43億円

119.4%

ペットの汚れをふき取ることを主な目的として使用されるウェットティシュとボディタオルを対象とします。

ペットと過ごす時間が増えた結果、ペットオーナーの衛生意識が向上し、利用頻度の上昇や新規利用者が増加したため、2020年の市場は前年比20.0%増の36億円となりました。また、ウェットティシュは散歩後のお手入れなどを気軽に行える点、ボディタオルはシャンプーより簡単に全身の汚れや被毛をケアできる点など、簡便性が評価され、どちらも伸びています。

今後も、衛生意識への高い関心や自宅でケアするペットオーナーの増加といった傾向は続くとみられ、2023年は2020年比19.4%増の43億円になると予測されます。

3.玩具【ペット生活用品】

2020年

2019年比

2023年予測

2020年比

44億円

107.3%

51億円

115.9%

犬猫用の玩具を対象とします。なお、キャットツリーは含めません。

ペットと触れ合う時間が増え、ペットのストレス解消を目的に需要が高まったことから、2020年の市場は、前年比7.3%増の44億円となりました。

商品の役割が再認識されたことや買い替えが頻繁に行われることから、今後も市場は成長すると予想されます。また、ペットオーナーのペットに対する健康意識が年々高まっていることから、デンタル玩具の需要も増加しており、2023年の市場は2020年比15.9%増の51億円になると予測されます。

4.ペット保険(契約件数)

2020年

2019年比

2023年予測

2020年比

221万件

116.3%

317万件

143.4%

※契約件数は、各年次12月末時点です

ペットの怪我や病気で、動物病院での診察、治療、通院の医療サービスを受け、支払った額を保障するサービスを対象とします。

2020年は新規ペットオーナーが増え、ペット保険の契約件数が増加しました。また、参入各社の積極的なプロモーションや、一般の保険会社が、既存顧客向けにペット保険の販売を行ったことなども功を奏し、2020年の契約件数は221万件となりました。

健康を重視したペットフードなどの影響でペットの寿命が延びているほか、国内の保険加入率は10%前後と欧米に比べて低く、認知度向上やペットの健康や疾患に対する情報が適切にペットオーナーに伝わることで、2023年には317万件が予測されます。

5.家庭用ペットバリカン

トリミングサロンの休業から、家庭内でカットする機会が増加し、2020年の市場は拡大しました。

自宅でケアしやすい部分カット商品が増加しているほか、トリミング初心者でも使いやすい切れ味の良い替え刃やバリカンの洗浄ができる商品が増えています。

今後は、ペットサロンの人手不足による施術価格の高騰化が予想され、家庭内でのカットが定着するとみられます。また、ペットの高齢化で、体力的にトリミングサロンへ行きにくくなるケースも増えることから、市場は拡大するとみられます。

【参考】本記事で使用した「2021年 ペット関連市場マーケティング総覧」に掲載している調査対象市場

ペットフード

  • ドッグフード
  • キャットフード
  • プレミアムフード
  • スナック
  • 観賞魚用フード
  • 小鳥・観賞鳥用フード
  • 小動物用フード
  • サプリメント
  • ミルク
  • 療法食

ペットケア用品

  • 猫砂
  • トイレ/トイレ用シーツ
  • オムツ
  • ペット用トイレタリー
  • しつけ剤
  • 消臭剤/脱臭剤
  • 防虫剤/殺虫剤
  • シャンプー類
  • イヤークリーナー
  • デンタルケア用品

ペット生活用品

  • 首輪/胴輪/引紐
  • ベッド/マット/ヒーター
  • ケージ/サークル/ゲート
  • キャリー
  • ブラシ/クシ
  • 食器/給水器
  • 玩具
  • 衣類
  • 水槽/周辺器具/水質調整剤

ペット関連注目ビジネス

  • ペット保険
  • ペット専用飲料
  • 猫用ハンモック
  • 家庭用ペットバリカン

◆本記事は「2021年 ペット関連市場マーケティング総覧」より一部取り上げ、主要なポイントを抜粋しました。調査レポートの目次や調査サマリーなど詳細はこちらでご確認いただけます。