株式会社富士経済は、コロナ禍により飲用シーンや消費者ニーズが大きく変わった清涼飲料市場について「環境配慮」「イエナカ」「経済性」「健康性」というキーワードを軸に横断的に分析しました。その結果を 「飲用シーン・消費者ニーズ別清涼飲料カテゴリー分析調査」 にまとめました。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「飲用シーン・消費者ニーズ別清涼飲料カテゴリー分析調査」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
「飲用シーン・消費者ニーズ別清涼飲料カテゴリー分析調査」の全体サマリー
1.ラベルレス飲料
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2020年 |
2019年比 |
2021年見込 |
2020年比 |
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87億円 |
4.6倍 |
205億円 |
2.4倍 |
環境負荷低減やラベルをはがす手間が不要になるといったユーザーの利便性向上などの利点があるラベル包装がないPETボトル飲料を対象とします。
アサヒ飲料が2018年にラベルレス飲料を発売したことで市場が立ち上がりました。2020年は主要メーカーが相次いで商品を発売しており、市場は拡大しました。ケース販売が主流ですが、法令に基づく義務表示を首掛けラベルや小型シール式ラベルなどにすることでバラでの販売も可能になっています。通販などでケース販売の需要が高い茶系飲料やミネラルウォーター類、炭酸飲料を中心に、徐々に採用カテゴリーの広がりがみられます。
メーカーが主要ブランドで展開しており、採用ブランドが増えることで市場は成長が続くとみられます。バラ売りではパッケージでの差別化が難しくなることや、十分な情報を消費者に伝えきれないことから、今後もケース販売が中心になるとみられます。
2.ノンアルコール飲料
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2020年 |
2019年比 |
2021年見込 |
2020年比 |
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683億円 |
107.2% |
745億円 |
109.1% |
市販用のノンアルコールビール、チューハイやカクテルテイストなどのノンアルコールドリンクを対象とします。
従来、運転の休憩時や食事中などで、アルコールを飲みたいが飲めない場合の代替として飲用されるケースが多かったです。2020年は健康志向の高まりを背景に、リフレッシュ時やアルコールの摂取を控える際の飲用など、巣ごもりによるイエナカ需要が増加したことで、市場は拡大しました。2021年以降もイエナカ需要により、伸びが続くとみられます。
ビールの代替需要が底堅く、ノンアルコールビールが中心です。ノンアルコールドリンクは、清涼飲料との差別化が難しいこともあり伸び悩んでいましたが、2020年はRTDに慣れ親しんだ若年層を中心にイエナカ需要を獲得したことで例年以上に伸びました。
3.嗜好飲料/嗜好品
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2020年 |
2019年比 |
2021年見込 |
2020年比 |
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嗜好飲料 |
1兆8,026億円 |
92.0% |
1兆8,491億円 |
102.6% |
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嗜好品 |
5,525億円 |
106.3% |
5,664億円 |
102.5% |
コーヒー飲料(缶コーヒー・リキッドコーヒー)や茶系飲料の嗜好飲料、レギュラーコーヒー、インスタントコーヒー、ポーションコーヒーや、緑茶、麦茶、紅茶などの茶葉、ティーバッグ、インスタントティーなど嗜好品を対象とします。
嗜好飲料は、リキッドコーヒーや日本茶、麦茶がけん引してきましたが、2020年はCVSや自動販売機などでの販売不振により、市場は前年比で1,500億円以上縮小しました。特に、缶コーヒーが大きく落ち込みました。2021年以降も缶コーヒーは落ち込みが続きますが、市場は緩やかに回復していくとみられます。
嗜好品は、リキッドコーヒーへのシフトによるインスタントコーヒーなどの不調、緑茶を中心とした茶葉の需要減退が続いていましたが、2020年はコロナ禍からイエナカ需要が増加し、レギュラーコーヒーや茶葉などが経済性の高さから伸び、前年比6.3%増となりました。2021年以降もイエナカ需要により、伸びが続くとみられます。
【参考】本記事で使用した「飲用シーン・消費者ニーズ別清涼飲料カテゴリー分析調査」に掲載している調査対象市場
健康性
- 特定保健用食品&機能性表示食品
- 熱中症対策飲料
- プロテイン飲料
- 乳酸菌訴求飲料
- 植物性飲料
イエナカ
- 炭酸入無糖飲料
- カフェメニュー飲料
- ノンアルコール飲料
経済性
- 大型容器/パーソナル容器
- 嗜好飲料/嗜好品
- 希釈飲料
環境配慮
- ラベルレス飲料
- ボトルtoボトル
◆本記事は「飲用シーン・消費者ニーズ別清涼飲料カテゴリー分析調査」より一部取り上げ、主要なポイントを抜粋しました。調査レポートの目次や調査サマリーなど詳細はこちらでご確認いただけます。