株式会社富士経済は、不妊治療の需要増加に伴い拡大している高度生殖補助医療市場を調査し、その結果を「助成金制度の拡充により注目が高まる高度生殖補助医療(ART)の現状と将来性」にまとめました。
この調査では、ARTの患者数と市場(治療費用を対象)に加え、それらの拡大に伴い今後の需要増加が期待される試薬類、シャーレ、観察装置、凍結保存用製品をART周辺市場として現状を把握し、将来を予想しました。
高度生殖補助医療(ART:Assisted Reproductive Technology)は、卵子や精子を体外に取り出し、受精させる医療であり、体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)、ヒト卵子・胚の凍結保存や凍結胚移植などの技術が用いられています。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「助成金制度の拡充により注目が高まる高度生殖補助医療(ART)の現状と将来性」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
「助成金制度の拡充により注目が高まる高度生殖補助医療(ART)の現状と将来性」の全体サマリー
1.ART患者数とART市場
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2020年見込 |
2019年比 |
2025年予測 |
2019年比 |
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ART |
251,500人 |
99.9% |
250,000人 |
99.3% |
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ART |
361億円 |
99.7% |
384億円 |
106.1% |
ART患者数は、体外受精または顕微授精と、凍結/融解胚(卵)移植を行う患者を対象とし、1人の患者が1年間に複数回治療した場合でも1人として算出しました。ART市場は、採卵や受精、凍結/融解胚(卵)移植の治療費用を対象とし、各種検査や卵子・精子の保管サービスの費用は除きます。
胚移植技術の向上などから治療回数が増加しているためART市場は拡大傾向にあります。現状、体外受精や顕微授精は保険適用外ですが、今後それらが保険適用となればさらなる市場の伸びが予想されます。
2.ART周辺市場
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2020年見込 |
2019年比 |
2025年予測 |
2019年比 |
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43億円 |
95.6% |
49億円 |
108.9% |
受精や胚移植、凍結保存を行う際に必要な試薬類(培養液、凍結保存液)、シャーレ、観察装置、凍結保存用製品を対象とします。
凍結/融解胚(卵)移植の技術向上により、凍結/融解胚(卵)移植の治療回数は増加しており、それに伴い市場は拡大してきました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大により通院が敬遠されたことから、2020年の市場は2019年比4.4%減が見込まれますが、2021年以降は堅調な伸びが予想されます。
各品目が伸びるとみられ、特に試薬類では培地交換が不要なワンステップ型培地、観察装置では温度やガス濃度をコントロールした培養器(インキュベーター)内にある受精卵を常時観察するタイムラプスイメージングシステムの需要増加が期待されます。
【参考】本記事で使用した「助成金制度の拡充により注目が高まる高度生殖補助医療(ART)の現状と将来性」に掲載している調査対象市場
- ART患者数
- ART市場
ART周辺市場
- 試薬類(培養液、凍結保存液)
- シャーレ
- 観察装置
- 凍結保存用製品
◆本記事は「助成金制度の拡充により注目が高まる高度生殖補助医療(ART)の現状と将来性」より一部取り上げ、主要なポイントを抜粋しました。調査レポートの目次や調査サマリーなど詳細はこちらでご確認いただけます。