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富士経済グループ 市場調査サポートサイト

免疫機能向上に関連する食品の成分素材の動向を調査

株式会社富士経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景に注目される免疫機能向上に関連する食品素材の現時点での最新動向を調査し、その結果を「新型コロナウイルスで新たな局面を迎える Immune Health関連食品素材の市場実態と将来展望」にまとめました。

この調査では免疫機能向上に関連する食品の成分素材20品目の市場動向を調査・分析しました。また、機能成分・素材メーカーや最終商品メーカーの現状を捉えると共に食品に関する「法制度」やプロモーションの課題と方策などについても整理しました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景に体調管理や免疫力を高める消費者意識が向上し、体調・免疫サポート食品市場が拡大しています。これをふまえて、ステークホルダーである機能成分・素材メーカーや最終商品メーカーを調査したところ、新型コロナウイルス感染症を意識して新たな取り組みを始めたのは半数に満たなかったです。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「新型コロナウイルスで新たな局面を迎える Immune Health関連食品素材の市場実態と将来展望」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

◆注目個別市場サマリー

1.有用菌(プロバイオティクス)

2019年見込

2020年見込

2019年見込比

80億円

93億円

116.3%

乳酸菌、ビフィズス菌を対象としました。

死菌ブームは落ち着きましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景にメディアで乳酸菌の腸管免疫系への有用性が取り上げられるなど、免疫機能の調整や賦活のイメージが浸透したことで発酵乳をはじめとした関連商品の需要が増加し、2020年は2019年見込比16.3%増の93億円が見込まれます。

2.プロポリス

2019年見込

2020年見込

2019年見込比

20億円

21億円

105.0%

プロポリスはミツバチが収集した樹脂など植物由来物質が蜜蝋と混ざることで精製される成分であり、抗菌作用が確認されています。認知度も高く、サプリメントなどの最終商品では免疫賦活カテゴリーにおいて安定した需要がありますが、商品に対するテコ入れがあまりみられないため市場は停滞していました。2020年は新型コロナウイルス感染症対策の有力素材として再注目され、2019年見込比5.0%増の21億円が見込まれます。ただし、プロポリス関連の商品数が少ないことなどから大幅な増加には至っていません。

3.イヌリン

2019年見込

2020年見込

2019年見込比

19億円

19億円

100.0%

水溶性食物繊維および多糖類の一種に分類されるイヌリンは、プロバイオティクスの働きを助けるプレバイオティクスとしての機能が注目されています。大腸内のビフィズス菌がイヌリンを消化することで増殖し、短鎖脂肪酸が産生されることで血糖値上昇を抑制する生理機能が確認されています。

低糖質食品ブームにより需要が増加し、2019年にはヨーグルトのメジャーブランドでイヌリンが配合された商品が発売されるなど、シンバイオティクスの概念における採用が増加しました。機能面ではメーカーが独自の研究データを積み上げている状況であり、イヌリンのインフルエンザウイルスに対する予防効果についての発表も確認されています。

4.アミノ酸類

2019年見込

2020年見込

2019年見込比

BCAA

32億円

33億円

103.1%

L-アルギニン

36億円

36億円

100.0%

L-カルニチン

24億円

25億円

104.2%

L-テアニン

5億円

5億円

100.0%

BCAA、L-アルギニン、L-カルニチン、リラックス機能を有するL-テアニンは機能素材としてスポーツ関連サプリメントなどあらゆる用途で採用されています。

企業や学術機関でシスチン、テアニンなどアミノ酸の免疫機能への関与にフォーカスした様々な研究が行われていますが、一般的な認知度は低く、エビデンスは得られていますが新型コロナウイルス感染症の影響による需要増加はみられません。

【参考】本記事で使用した「新型コロナウイルスで新たな局面を迎える Immune Health関連食品素材の市場実態と将来展望」に掲載している調査対象市場

成分・素材

  • 有用菌(プロバイオティクス)
  • ラクトフェリン
  • プロポリス
  • フコイダン
  • アミノ酸類
  • オリゴ糖
  • β-グルカン
  • 必須脂肪酸
  • イヌリン
  • 冬虫夏草
  • アスタキサンチン
  • 大麦若葉
  • その他機能素材(リポポリサッカライド(LPS)、西洋カラマツ由来多糖類(「レジストエイド」)、大豆イソフラボン、緑茶抽出物(EGCG,テアフラビン)、ノニ、ビタミンC、ビタミンD、オリーブ抽出物)

企業事例

  • アサヒグループホールディングス
  • アピ
  • 味の素
  • キリンホールディングス
  • サントリーホールディングス
  • 帝人
  • ファンケル
  • メタジェン
  • 森永乳業
  • ヤクルト本社

◆本記事は「新型コロナウイルスで新たな局面を迎える Immune Health関連食品素材の市場実態と将来展望」より一部取り上げ、主要なポイントを抜粋しました。調査レポートの目次や調査サマリーなど詳細はこちらでご確認いただけます。