株式会社富士経済は、ヘアケア意識の高まりにより、高機能・高単価な商品の需要が増えているアウトバスヘアケア用品の国内市場を調査しました。その結果を「アウトバスヘアケア注目剤型のブランド動向分析 2026」にまとめました。
この調査ではヘアオイル、ヘアミルク、ヘアミストといった3つの剤型のアウトバストリートメント、ヘアスタイリング剤の市場の現状を明らかにし、将来を展望しました。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「アウトバスヘアケア注目剤型のブランド動向分析 2026」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
◆「アウトバスヘアケア注目剤型のブランド動向分析 2026」の全体サマリー
アウトバスヘアケア用品の国内市場

ヘアオイル、ヘアミルク、ヘアミストの3剤型のアウトバスヘアケア用品の市場は、消費者のヘアケア意識の高まりを背景に2020年以降拡大を続けています。保湿や保護といったヘアケア機能に加えて、ナチュラルなヘアスタイルや質感を重視したヘアスタイルが好まれる中で、スタイリングを目的とした使用も増えています。
2024年、2025年と上位ブランドではSNSなどでユーザー発信の投稿が盛り上がり、認知度の向上につながったことから需要が伸び、市場は前年比二桁増が続きました。2026年は、これまでの旺盛な需要は若干落ち着きつつあるものの、上位ブランドを中心に好調が続いているほか、新アイテムの発売も多数みられ、市場拡大が予想されます。
チャネル別は、市販用ではドラッグストアが主要チャネルであり、ヘアオイルやヘアミルクは高価格帯ブランドの増加もあり、大きく伸びています。また、バラエティショップ・ディスカウントストアは、美容感度の高い層へのアプローチに効果的なチャネルとして重要性が高まっています。ECは、幅広い品ぞろえと購入利便性の高さもあり、二桁増の伸長を続けています。
剤型別は、ヘアオイルの規模が最も大きいです。べたつかない軽めのテクスチャーの商品が需要を集めており、近年では市販用で1,000円以上のアイテムも多数展開されています。市場は拡大していますが、機能面のみでの差別化や持続的な伸びは難しくなっています。そのため、メーカーは機能だけではなくギフト向けにも適した容器での展開、フレグランスのような本格的な香りを訴求したアイテムなど、情緒的な価値の訴求によって差別化を図り、顧客囲い込みを進めるとみられます。
ヘアミルクは、消費者の関心が高いダメージケアや補修・保湿効果に優れた剤型として認知されています。ヘアケア意識の高まりによって高機能・高単価なものを選ぶ傾向が強まっています。ヘアオイルと比べてユーザー層拡大の余地も大きく、積極的な商品投入もみられることから、今後も高い伸びが続くとみられます。
ヘアミストは細かい粒子で髪になじみやすく広範囲に使いやすい剤型であり、寝ぐせ直しやドライヤー前の保湿用途などで安定した需要を獲得しています。近年フレグランス需要の高まりを背景に香水のような本格的な香りを訴求したアイテムが増加しており、新たな顧客層の獲得が期待されます。
【参考】本記事で使用した「アウトバスヘアケア注目剤型のブランド動向分析 2026」に掲載している調査対象市場
種類別
- アウトバストリートメント
- ヘアスタイリング剤
剤型別
- ヘアオイル
- ヘアミルク
- ヘアミスト
チャネル別
市販用
- ドラッグストア
- 量販店(SM、GMS)
- バラエティショップ・ディスカウントストア
- EC(業務用ルート除く)
- その他(百貨店、化粧品店、メーカー直営店、家電量販店、CVSなど)
業務用
- 業務用正規ルートのみ
◆本記事は「アウトバスヘアケア注目剤型のブランド動向分析 2026」より一部取り上げ、主要なポイントを抜粋しました。調査レポートの目次や調査サマリーなど詳細はこちらでご確認いただけます。