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富士経済グループ 市場調査サポートサイト

xEV(環境配慮型車両)向け空調の採用冷媒の構成比などを調査。2040年の世界市場を予測

株式会社富士経済は、カーボンニュートラル社会の実現に向けた潮流の中、グローバルに進む冷媒のGWP(地球温暖化係数)規制などを背景に注目される、xEV(環境配慮型車両)向け空調で採用されるR1234yfやR134aなどの冷媒とコンプレッサーの世界市場を調査しました。その結果を「環境配慮型車両への採用が進むヒートポンプ空調における冷媒・コンプレッサーの将来展望」にまとめました。

この調査では、xEV向け空調と、それに使用される冷媒およびコンプレッサー市場の現状を捉え、将来を予想しました。また、ドローンや空飛ぶクルマなど次世代モビリティの空調関連の開発動向、xEV向け技術との関連などについても整理しました。

※xEV(環境配慮型車両)は、MHV(マイルドハイブリッド自動車)、HV(ハイブリッド自動車)、PHV(プラグインハイブリッド自動車)、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池自動車)の乗用車、トラック・バスを対象とします

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「環境配慮型車両への採用が進むヒートポンプ空調における冷媒・コンプレッサーの将来展望」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

◆「環境配慮型車両への採用が進むヒートポンプ空調における冷媒・コンプレッサーの将来展望」の全体サマリー

1.xEV向け空調の採用冷媒の構成比(台数ベース)

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2025年はR134aとR1234yfで大半を占めました。R134aは、中国やインド、ASEANなど冷媒規制が実施されていないエリアを中心に採用され、2025年の構成比は5割を超えました。R1234yfは冷媒規制が進む日本や欧州、北米で乗用車を中心に採用が進んでいます。自然冷媒のR744は欧州での採用が中心です。2030年には、EVなどの生産が多い中国で、乗用車でGWPが150を超える冷媒の採用が禁止される見通しであるため、R134aからR1234yfへの移行が進み、8割以上がR1234yfになるとみられます。欧州、また中国では自然冷媒であるR744の採用増加が予想されます。

2040年には、欧州ではPFAS規制に伴い、R1234yfの採用減が予想されます。自然冷媒の採用が増加し、中でも圧力が低いR290の採用の大幅な伸びが期待されます。R1234yfは、特許切れによる低価格化が想定され、中国やインドをはじめ、欧州以外では引き続き主要冷媒として採用されるため、6割以上を占めるとみられます。EVの航続距離延長を実現するため、R1234yfは単体としてよりも、空調性能が高められる混合冷媒の採用増加が予想されます。また、北米でもR1234yfを中心とした採用が続くとみられます。

2.xEV向け空調の採用コンプレッサーの構成比(台数ベース)

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xEV向けコンプレッサーは、稼働時に発生する騒音に対応できる、静音性の高いスクロール式が採用されることが多く、現状は9割以上を占めています。ロータリー式は、部品点数が少なく、スクロール式より低価格なことが利点だが、稼働時に発生する騒音が大きいです。そのため、現状は中国やインド、欧州の低価格帯車両での一部採用にとどまっています。しかし、自動車メーカーにとって低コストは魅力なため、静音性が向上されれば、採用増加が期待されます。

スクロール式が中心の構図が続くものの、低価格であり、自然冷媒用としての開発が重視されているロータリー式の採用も増えるとみられます。欧州や中国ではロータリー式の採用が急増し、2040年には2割弱を占めるとみられます。また、日本の一部コンプレッサーメーカーは、スクロール式よりも静音性に優れる次世代型コンプレッサーを開発しており、2029年頃の量産化を計画しています。需要増加に伴い、コンプレッサーメーカー各社による次世代型の展開が進むと、2040年には大幅な採用増が予想されます(次世代型は、上記グラフのその他に含まれます)。

【参考】本記事で使用した「環境配慮型車両への採用が進むヒートポンプ空調における冷媒・コンプレッサーの将来展望」に掲載している調査対象市場

xEV(環境配慮型車両)

  • MHV(マイルドハイブリッド自動車)
  • HV(ハイブリッド自動車)
  • PHV(プラグインハイブリッド自動車)
  • EV(電気自動車)
  • FCV(燃料電池自動車)
  • 上記の乗用車、トラック・バス

関連機器

  • 空調機器/設備
  • 冷媒
  • コンプレッサー

◆本記事は「環境配慮型車両への採用が進むヒートポンプ空調における冷媒・コンプレッサーの将来展望」より一部取り上げ、主要なポイントを抜粋しました。調査レポートの目次や調査サマリーなど詳細はこちらご確認いただけます。