株式会社富士経済は、EV市場の低迷や中国メーカーによる低価格品の増加で市場成長が鈍化する中、8インチウエハー市場の立ち上がりや12インチウエハーの開発成功、ARグラスで半絶縁型ウエハーの採用開始など、大きく変化するSiCウエハー市場を調査しました。その結果を「転換期を迎えたSiC関連市場の最新トレンド・考察」にまとめました。
この調査では、SiCウエハーの口径別市場や関連装置市場の最新動向をまとめました。またパワー半導体以外の用途として注目されるARグラス向けウエハーの動向も整理しました。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「転換期を迎えたSiC関連市場の最新トレンド・考察」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
◆当該資料の全体サマリー
SiCウエハーの世界市場
SiCベアウエハーを対象としています。
2025年の市場は、前年比22.3%増の1,943億円が見込まれます。欧米におけるEVの需要低迷の影響で近年の期待値を下回る状況でしたが、中国メーカーを中心に低価格品や8インチウエハーが活発に展開されたことで市場は前回の調査結果より上振れするとみられます。また前回調査結果よりも8インチウエハーの低価格化が進むと予想したため、中長期的には金額ベースの伸びが小さくなるとみられます。
中国メーカーが低価格性で規模を拡大する一方、米国で世界最大手メーカーであるWolfspeedがChapter11(連邦破産法第11章)による再建手続きを取るなど市場は転換期にあります。日系メーカーや欧米系メーカーは中国市場への展開に苦戦していますが、中国メーカーと同価格帯での展開は難しいことから、引き続き品質や信頼性で差別化を図る意向です。一方で中国メーカーにとっても信頼性を重視する需要家も多い中国国外市場への進出はハードルが高い状況にあります。
口径別では、現状6インチウエハーが市場の多くを占めています。8インチウエハーは2027年ごろから本格的に伸びるとみられていましたが、中国メーカーが2024年ごろから8インチウエハーの量産を開始していることから予想より早くに市場が立ち上がりました。今後は中国を中心に8インチウエハーによるパワー半導体の製造が進むとみられます。
2024年にMetaが半絶縁型ウエハーをレンズに採用したARグラスの開発を発表しました。2020年代後半以降に量産が始まるとみられ、動向に注目が集まっています。
【参考】本記事で使用した「転換期を迎えたSiC関連市場の最新トレンド・考察」に掲載している調査対象市場
SiCウエハー
SiC関連装置
- エピ膜成長装置
- イオン注入装置
- 熱処理装置
◆本記事は「転換期を迎えたSiC関連市場の最新トレンド・考察」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。