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ディスプレイデバイス、関連部材の市場を調査。2030年のディスプレイデバイスの世界市場を19兆4,622億円(2024年比106.7%)と推計

株式会社富士キメラ総研は、低価格化が進んだミニLEDバックライトを採用するLCDが増加しているほか、フォルダブルスマートフォンの新規発売などで伸びが期待されるディスプレイデバイスと関連部材の世界市場を調査し、その結果を「2025 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」にまとめました。

この調査では、ディスプレイデバイス11品目、関連部材26品目について現状を明らかにし、将来を展望しました。また、TVやPCモニター、スマートフォン、車載ディスプレイといった主要なアプリケーション別の採用動向を捉えました。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、『2025 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望』をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

◆当該資料の全体サマリー

1.ディスプレイデバイスの世界市場

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TFT LCDでは幅広い用途に採用されるa-Si TFT LCDと、AMOLEDではスマートフォンやスマートウォッチ向けで使用が多いRGB蒸着プラスチックOLEDの市場が大きく、それらを合わせると7割強を占めています。a-Si TFT LCDはTV向けが約半分を占め、市場の基盤を形成しています。

2024年は、各エリアで主要アプリケーション機器が好調であったことなどから、市場は大幅に拡大しました。

2025年は、中国におけるエコ家電買い替え補助金の縮小・終了や米国の輸入関税によるマイナス影響などで、市場は縮小が予想されます。

2026年以降は、ノートPCやタブレット、車載CIDなどでの採用増加を背景にAMOLEDの伸長が予想されます。また、フォルダブルスマートフォンの普及が進むRGB蒸着フォルダブルOLEDや、スマートグラスや車載HUDで使用が期待されるLCOS、スマートグラスやスマートウォッチ、TV向けで採用の増加が予想されるマイクロLEDなども伸びるとみられ、2030年の市場は2024年比6.7%増の19兆4,622億円が予測されます。ただし、多くの用途で中国パネルメーカーが台頭し、平均単価は下落するとみられます。

2.ディスプレイ関連部材26品目の世界市場

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2025年はディスプレイデバイス市場縮小の影響が懸念されますが、TVやPCモニターの平均パネルサイズが上昇していることなどから前年比2.8%増が見込まれます。

今後は、2026年以降のフォルダブルスマートフォンの新規発売を背景に、フレキシブルガラスやフォルダブル用ハードコートフィルムの大きな伸長が予想されます。また、TVやPCモニター、車載分野の需要拡大に伴い、QDシート・QD拡散板が2024年から2030年に向けて年平均成長率10%強で伸びると予測されることなどから、市場が拡大するとみられます。

◆注目個別市場サマリー

1.フレキシブルガラス

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主に、フォルダブルスマートフォン向けのRGB蒸着OLEDのカバー材料として採用されており、端末需要に大きく左右されます。

2024年は、一部端末メーカーの需要停滞により市場が縮小しましたが、中国端末メーカーの出荷増加が下支えとなりました。2025年は、フォルダブルスマートフォンのカバーシートがCPIフィルムからガラスに移行しているため、市場は2024年比41.8%増が見込まれます。

2026年後半以降に、フォルダブルスマートフォンの新規発売が想定され、コスト面やデザイン性で優位性の高いフレキシブルガラスを採用する可能性が高いことから、今後は市場拡大が加速するとみられます。

2.ミニLEDバックライトユニット

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大型から中型ディスプレイのうち高コントラストが要求される用途や、耐久性が課題となる車載分野で採用が多いです。

2021年から2022年にかけて、Appleのタブレット端末などで採用され認知度が高まりましたが、歩留まりの問題で低コスト化が進まず普及は限定的でした。その後、LEDメーカーが生産能力を強化したことで低価格化が進み、TVやPCモニター向けに拡大しています。特に、TVでのコスト低下が顕著で、現在、同サイズのW-OLEDを下回るコストで採用が可能です。2025年にTV向けの出荷数量でOLEDを超えるとみられ、市場拡大への貢献が予想されます。また、PCモニターでも採用が進んでおり、2025年の市場は前年比3.7%増が見込まれます。

2026年以降も、TV向けは好調に推移するとみられます。また、車載分野ではOLEDに対して寿命やコストの課題が残るほか、ミニLEDバックライトは高輝度と信頼性に優れているため、サプライチェーンの拡充に伴い採用が進展すると予想されます。一方、一部機種で採用されているノートPCでは、2026年から2027年にかけてOLEDへの移行が増加するとみられます。ただし、ミニLEDバックライトとOLEDの住み分けが鮮明となることで、特定分野での採用増加が期待されます。

【参考】本記事で使用した『2025 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望』に掲載している調査対象市場

ディスプレイデバイス

TFT LCD

  • a-Si TFT LCD
  • LTPS TFT LCD
  • Oxide TFT LCD

AMOLED

  • W-OLED
  • QD-OLED
  • RGB蒸着リジッドOLED
  • RGB蒸着プラスチックOLED
  • RGB蒸着フォルダブルOLED

その他

  • マイクロOLED
  • LCOS
  • マイクロLED

ディスプレイ関連部材

LCD・OLED共通関連部材

  • ガラス基板
  • カラーレジスト
  • ブラックレジスト
  • 表面処理フィルム
  • ACF
  • ターゲット材(純Cu・Mo系)
  • オーバーコート剤(感光性・熱硬化)
  • OCA
  • OCR

LCD関連部材

  • 配向膜材料
  • 液晶材料
  • シール剤
  • 偏光板
  • 偏光板保護フィルム・位相差フィルム
  • QDシート・QD拡散板
  • ミニLEDバックライトユニット
  • ミニLED用拡散板

OLED関連部材

  • フォルダブル用ハードコートフィルム
  • フレキシブルガラス
  • 円偏光板
  • 円偏光板保護フィルム・位相差フィルム
  • OLED用封止材
  • 蒸着型発光材料
  • 電荷発生材料
  • TFT基板用PIワニス
  • OLED用バンク材・平坦化材料

◆本記事は『2025 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望』より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。