株式会社富士経済は、新型コロナウイルス感染症流行の落ち着きもあり、日本人の国内旅行者数が増える中、今後は外国人観光客の渡航制限緩和などによる盛り上がりが期待されるホテルの国内市場を調査しました。その結果を「ツーリズム需要流入が期待されるホテル市場のエリア別実態と将来性分析調査」にまとめました。
この調査では、ビジネスホテル、シティホテル、リゾートホテル、旅館の4業態の市場の現状を捉え、宿泊価格帯やエリア別の動向を分析し、今後のホテル市場の展望を明らかにしました。
なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「ツーリズム需要流入が期待されるホテル市場のエリア別実態と将来性分析調査」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。
◆当該資料の全体サマリー
ホテルの国内市場
ビジネスホテル、シティホテル、リゾートホテル、旅館の4業態の宿泊・飲食部門を含む各企業のホテル事業部門の売上合計を対象としました。
新型コロナ流行によって、インバウンド需要の消失やビジネス利用の大幅な減少により、2020年のホテル市場は大きく縮小しました。2021年は、苦戦が続く業態も多かったですが、リゾートホテルは地方リゾートを中心にマイクロツーリズム需要を獲得し、高級リゾートホテルが活況だったことから、需要回復に近づきました。
2022年の市場は7兆6,003億円となりました。リゾートホテルがラグジュアリーを中心に好調だったことから、早くもコロナ前の規模を上回りました。シティホテルは都市部を中心にスイートルーム・プレミアム客室の増設やオプションで記念日などの少人数向け慶事プラン提案などによる客単価上昇に注力しましたが、宴会やブライダルなど宿泊以外の需要回復に苦戦しています。また、厨房やホールのスタッフ不足なども課題となっています。ビジネスホテルは、テレワークの普及などによりビジネス利用の回復はいまだ厳しく、ブランド価値の再構築に向け、コンセプトや提供サービスの見直しが進められています。
2023年以降は、各地域における観光産業の強化に加え、インバウンド需要獲得にむけた高級ホテルの開発・開業が進んでいることや国内の旅行者によるリベンジ消費が活況となることで、客室稼働率や客室単価の向上が予想されます。
旅館は回復が厳しいですが、ビジネスホテルやシティホテルは2025年までにコロナ前の規模まで回復し、リゾートホテルがコロナ前と比べて大きく伸びていることから、2025年の市場は8兆6,487億円が予測されます。インバウンド需要の回復によって、観光需要過多によるホテル不足問題が再燃する可能性も考えられ、客室数の多いビジネスホテルの利用増加が期待されます。
【参考】本記事で使用した「ツーリズム需要流入が期待されるホテル市場のエリア別実態と将来性分析調査」に掲載している調査対象市場
ホテル市場
- ビジネスホテル
- シティホテル
- リゾートホテル
- 旅館
宿泊価格帯別
- ハイエンド以上
ラグジュアリー
ハイエンド - ミドル以下
ミドル
エコノミー
バジェット
エリア別
- 北海道
- 東北
- 関東甲信越
- 東海北陸
- 近畿
- 中国四国
- 九州・沖縄
◆本記事は「ツーリズム需要流入が期待されるホテル市場のエリア別実態と将来性分析調査」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。