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ファストフードやテイクアウトなど6カテゴリー63業態の外食産業の国内市場を調査

株式会社富士経済は、コロナ禍でも好調を維持してきたハンバーガーやチキンなどのファストフードや、コロナ禍の収束に伴い仕出し弁当やケータリングなどの需要回復がみられるホームデリバリー・ケータリングなどの国内市場を調査しました。その結果を「外食産業マーケティング便覧 2023 No.1」にまとめました。

この調査では、ファストフード、テイクアウト、ホームデリバリー・ケータリング、交通機関、レジャー施設、給食の6カテゴリー63業態の市場について現状を捉え、将来を展望しました。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「外食産業マーケティング便覧 2023 No.1」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

◆当該資料の全体サマリー

2022年

前年比

2023年見込

前年比

ファストフード

3兆4,973億円

107.8%

3兆6,959億円

105.7%

テイクアウト

7兆2,436億円

101.5%

7兆3,204億円

101.1%

ホームデリバリー・ケータリング

8,568億円

104.4%

9,166億円

107.0%

交通機関

360億円

152.5%

685億円

190.3%

レジャー施設

7,944億円

122.4%

8,365億円

105.3%

給食

3兆9,627億円

100.7%

3兆9,902億円

100.7%

ファストフードは、2022年はハンバーガーがテイクアウトやデリバリー需要を獲得し好調となったほか、イートイン需要の回復から牛丼やとんかつ・かつ丼が伸長しました。一方、テイクアウトを中心に成長を続けていた唐揚げは需要の落ち着きがみられ縮小しました。2023年は、上位チェーンの積極的な新規出店による安定的な成長が予想されるハンバーガーがけん引し、市場は拡大するとみられます。

テイクアウトは、2022年は出店先の商業施設や百貨店の店舗で集客力が回復したことに加え、コロナ禍で掘り起こしが進んだ中食需要が定着したことなどから、市場は前年比プラスとなりました。2023年はハレの日や日常のプチ贅沢需要の獲得に向け高付加価値商品の強化が進むことにより、市場は拡大するとみられます。

ホームデリバリー・ケータリングは、2022年にデリバリー需要の減退により宅配ずしや宅配中華料理、宅配釜飯が苦戦しましたが、宅配ピザの店舗数増加、仕出し弁当とケータリングの需要回復が寄与し市場はプラスとなりました。2023年はシェアデリバリーの普及により、宅配ずしや宅配中華料理、宅配釜飯が前年に続き苦戦するとみられます。一方で、新型コロナに伴う規制緩和から仕出し弁当とケータリングが回復に向かうほか、病者・高齢者食宅配が新規ユーザー獲得により好調が予想され、市場は拡大するとみられます。

交通機関は、2022年は移動機会の増加に加え、インバウンド需要の戻りも見られたことで市場は前年比52.5%増となりました。2023年も外出機会の増加やインバウンド需要の回復から堅調な伸びが続くと予想されます。

レジャー施設は、2022年は各種イベントやコンサートなどの再開のほか、多くの業態でアルコールの提供を再開したことから市場は大幅に回復しました。2023年は再開されるイベントがさらに増えるとみられ、消費者のリベンジ消費マインドも高まっているほか、インバウンド需要が活発化していることにより、市場は引き続き回復に向かうとみられます。

給食は、2022年はオフィスやキャンパスを中心に、緩やかですが人流の回復がみられました。そのほか、高齢者福祉施設数の増加により高齢者福祉施設給食が好調となりましたが、各種コストの高騰や事業者の撤退もみられ市場は低い伸びにとどまりました。2023年は高齢者福祉施設給食の好調が続くほか、産業給食が給食と合わせた総務代行やオフィス環境の整備を進めるなど付帯サービスも合わせた提案強化を進めていく一方で、食材価格など各種コストの増加から市場は厳しい状況が続くとみられます。

◆注目個別市場サマリー

1.ハンバーガー

2022年

前年比

2023年見込

前年比

9,068億円

109.7%

9,721億円

107.2%

新型コロナ流行以降も市場拡大が続いており、2022年は大手チェーンが積極的な新規出店を行ったほか、時間帯提案の強化やサイドメニューの充実など客層に合わせたメニュー展開から幅広く需要を獲得するなど、市場は続伸しました。2023年は新型コロナウイルス感染症の5類引き下げによるイートイン回復や、継続的に進めているアプリを利用したデジタル活用による安定的なテイクアウト・デリバリーニーズの獲得がみられます。また、上位チェーンの積極的な新規出店が続くことから、市場拡大が予想されます。

2.ドーナツ

2022年

前年比

2023年見込

前年比

1,165億円

115.5%

1,272億円

109.2%

市場は2020年に縮小しましたが、2021年はテイクアウトやデリバリーの利用増加で拡大しました。2022年は上位チェーンが新規出店を積極的に行ったことに加え、継続的なテイクアウト需要の獲得やミスタードーナツが展開する"misdo meets"といった話題性の高いメニューの展開などで市場は拡大しました。2023年は上位チェーンが継続的に新規出店を強化しているほか、高付加価値商品の需要が継続していることや、人流の回復によりイートイン需要の獲得が期待できることから、市場は拡大すると予想されます。

3.ラーメン

2022年

前年比

2023年見込

前年比

4,090億円

112.1%

4,385億円

107.2%

市場は2020年に大きく落ち込んで以降、徐々に回復に向かっています。2022年はまん延防止等重点措置が解除されて以降、これまで時短営業を行っていた店舗が通常営業に戻ったことに加え、アルコールの提供が再開されたことで、また、年末ごろからは水際対策の緩和によってインバウンド需要が回復したことで市場は前年を大きく上回りました。2023年は人流の回復に伴い、イートイン需要が高まっていくとみられ、上位チェーンを中心に新規出店が進むほか、アルコールの提供や期間限定メニューの開発による客単価アップやインバウンド需要の高まりが期待されることから、市場は拡大すると予想されます。

4.レジャーランド

2022年

前年比

2023年見込

前年比

988億円

164.7%

1,156億円

117.0%

新型コロナ流行を受けた外出自粛を受けて、市場は2020年に大きく落ち込み、2021年も前年比6.8%増の600億円にとどまりました。2022年は外出機会の増加を受けて、レジャーランドの集客も増えました。入場者数の制限を続ける施設はありましたが、パレードなどのイベントの再開や周年などを記念した飲食メニューの展開が進んだことから、市場は大きく回復しました。また、新しいテーマパークがオープンしたことも回復要因となりました。2023年は東京ディズニーランドが周年イベントを開催しているほか、限定メニューやコンセプトにマッチしたメニューの開発により付加価値が高まり、単価アップが進んでいることから、市場は続伸するとみられます。

【参考】本記事で使用した「外食産業マーケティング便覧 2023 No.1」に掲載している調査対象市場

ファストフード

  • ハンバーガー
  • チキン
  • ドーナツ
  • サンドイッチ
  • クレープ
  • アイスクリーム
  • ラーメン
  • カレーショップ
  • ステーキ
  • セルフ式そば
  • セルフ式うどん
  • クイックパスタ・ピザ
  • 回転ずし
  • 牛丼
  • 天丼・天ぷら
  • スタミナ丼
  • とんかつ・かつ丼
  • 唐揚げ
  • 定食チェーン
  • スープカフェ

テイクアウト

  • テイクアウト弁当
  • デリカショップ
  • 百貨店デリカ
  • おにぎり
  • テイクアウトずし
  • ベーカリーショップ
  • 量販店デリカ
  • CVSテイクアウトフード
  • CVSカウンターFF
  • CVSカウンターコーヒー
  • スイーツ店
  • 百貨店スイーツ店
  • シュークリーム専門店
  • たこ焼き・お好み焼き類
  • たい焼き専門店

ホームデリバリー・ケータリング

  • 宅配ピザ
  • 宅配ずし
  • 宅配中華料理
  • 宅配釜飯
  • 病者・高齢者食宅配
  • 仕出し弁当
  • ケータリング

交通機関

  • 駅構内飲食店
  • 列車内食
  • 機内食
  • 有料道路SA・PA
  • 客船食堂

レジャー施設

  • ゴルフ場
  • スキー場
  • 健康ランド・スーパー銭湯
  • レジャーランド
  • 野球場
  • 映画館・シネコン
  • ギャンブル場
  • カラオケボックス
  • 複合カフェ

給食

  • 産業給食
  • 学校給食
  • 病院給食
  • 高齢者福祉施設給食
  • 有料老人ホーム給食
  • 幼稚園・保育所給食
  • 学生食堂

◆本記事は「外食産業マーケティング便覧 2023 No.1」より一部取り上げ、概要をご紹介しました。当該資料の目次や内容の詳細はこちらでご紹介しています。