本文にスキップする

富士経済グループ 市場調査サポートサイト

eAxleの世界市場を調査。パワートレインの小型軽量化やコスト低減により2020年以降に需要が急増

株式会社富士経済は、小型軽量化や部品点数の削減によるコスト低減や、xEV開発の効率化が可能になるため、今後の需要増加が期待されるeAxleの世界市場を調査しました。その結果を「機電一体電動パワートレイン"eAxle"の2035年までの市場展望」にまとめました。また、EV駆動輪の内側に設置される電気モーターで、操作性やエネルギー伝達の向上を可能とするインホイールモーターの市場についても捉えました。

なお、本記事以外にも、より詳細な市場構造、市場シェア、参入企業動向などをお知りになりたい方は、「機電一体電動パワートレイン”eAxle”の2035年までの市場展望」をご購入の上、ご覧いただければ幸いです。

「機電一体電動パワートレイン"eAxle"の2035年までの市場展望」の全体サマリー

eAxle(電動アクスル)の世界市場

2019年見込

2035年予測

2019年見込比

全 体

5万台

1,467万台

293.4倍

中国

4万台

613万台

153.3倍

欧州

僅少

679万台

-

※中国、欧州は全体の内数です

駆動用モーター、インバーター、ギアボックス(減速機、デフ、ハウジング)が一体化したeAxleを対象とします。欧米メーカー数社や、一部の日本メーカーが先行して展開しています。電動パワートレインの開発が遅れている中国自動車メーカーなどを中心に、細かな調整が不要で低コスト、かつ、スピーディーにxEVの開発が可能となるため需要が高まっています。

2019年から中国を中心に市場は形成されており、短期的には中国が拡大をけん引するとみられます。中国自動車メーカーのパワートレイン開発は欧米や日本に比べて遅れており、自動車メーカーによっては全面的に外部委託するケースもみられるため、eAxleのニーズは高く採用計画も進んでいます。

2020年以降参入メーカーが増加するものの、当面の需要は限定的であるため、2024年頃までは大幅なコスト削減は難しいとみられます。中国自動車メーカーに加え、徐々に48VマイルドHVなどで欧州自動車メーカーの採用も増えるとみられ、2025年には100万台を突破し、量産化に伴う価格低下の進展が期待されます。以降市場は急拡大するとみられ、2035年の市場は1,467万台が予測されます。

世界的なxEVの需要増加に伴い、様々な車両に適合しやすいeAxleの採用も増えるとみられます。また、カーシェアリングの普及拡大により、新たにxEV専業の自動車メーカーなどが登場すれば、xEV開発の時間が短縮できるeAxleの需要はさらに高まると期待されます。当面はEVでの採用が主流となりますが、HVでも採用が進めば、アジアをはじめとした新興国でeAxleを搭載した低価格HVの普及が進み、さらなる市場拡大が期待されます。

出力別では、中国向けの150kWモーターが中心となっています。今後、参入するeAxleメーカーも同クラスの製品投入を計画しており、中国で需要の高い中・小型SUVなどのEV向けの150kWの需要が増加するとみられます。また、99kWまでの小型モーターは4WD車の前後輪への装着のほか、2025年以降はEVやPHVだけでなく、48VマイルドHVでも需要増加が予想されます。より高出力なモーターは、スポーツカー(高加速・高速度EV)などの特定需要に限定されるとみられます。

【参考】本記事で使用した「機電一体電動パワートレイン"eAxle"の2035年までの市場展望」に掲載している調査対象市場

機電⼀体パワートレイン

  • eAxle(電動アクスル)
  • インホイールモーター

対象車両

  • HV、PHV、EV、48VマイルドHVの乗用車
    ※48V未満のマイルドHV、電動トラック・バス、電動小型モビリティは対象外

エリア

  • 日本
  • 北米(カナダ、米国、メキシコ)
  • 欧州(EU27か国、英国、EFTA)
  • 中国
  • その他

◆本記事は「機電一体電動パワートレイン"eAxle"の2035年までの市場展望」より一部取り上げ、主要なポイントを抜粋しました。調査レポートの目次や調査サマリーなど詳細はこちらでご確認いただけます。